コウワ工法とは About
コウワ工法の概要
近年、小口径管推進工事が増加するに従って、施工速度が速く、工期の短縮が図れるケーシング立坑が増加しています。
ケーシング立坑とは、銅製あるいはコンクリート製の円筒形ケーシングを内部掘削しながら圧入(沈下)させて立坑を構築する工法であり、施工方法により、沈下式、圧入式、揺動圧入式、回転圧入式の4つに分類されています。
コウワ工法は、銅製ケーシング方式回転圧入式およびコンクリート製ブロック方式回転圧入式に対応します。
小型の自走型回転圧入式立坑構築機(KBE機)により、他工法では施工困難な条件下でも、抜群の機動性を発揮します。
施工手順図
STEP01
ケーシング搬入・設置・回転圧入
STEP02
掘削・排土
STEP03
ケーシング接続・回転圧入
STEP04
底盤コンクリート打設
コウワ工法の特徴
コウワ機は、困難な施工条件に対応します。
- 狭い道路でも自走し、進入可能です。
- 架空線直下でも、施工可能です。
- 構造物との近接作業が可能です。
- 360°旋回可能で、広い施工範囲に対応します。
- 傾斜地や段差地での施工が容易です。
回転圧入式で、確実な施工が可能です。
- 軟弱地盤から、岩盤まで適用できます。
- 施工中の偏圧がなく、コンクリート製ブロックも圧入できます。
- 揺動圧入式と比べて、ケーシング背面に緩みや空隙ができません。
環境性能に優れています。
- 低振動・低騒音で、閑静な住宅地や夜間の施工にも適しています。
- 第2次基準値排ガス対策型です。
鋼製ケーシングのサイズを自由に設定できます。
- 内径 700mm~ 3000mm を100mm単位で設定できます。
コウワ工法独自の施工方法です。
- 底盤コンクリート打設後ケーシングを引上げません。これにより、施工の効率化と底盤コンクリ-トの品質向上ができます。
コウワ工法機
コウワ工法機(KBE機)は自走型の回転圧入式であり、適用条件および呼び径により分類されます。
写真および図面は、代表的な機種であり、機種および装備により、数値は若干異なる場合があります。
※アタッチメント交換により特殊呼び径に対応
KBE-30型
標準呼び径φ3000
特殊呼び径φ2500~φ2900
図面を見る
KBE-30(Ⅱ)型
標準呼び径φ3000
特殊呼び径φ2500~φ2900
図面を見る
KBE-20型
標準呼び径φ2000
特殊呼び径φ900~φ2500
図面を見る
KBE-25可変幅員型
標準呼び径φ2500
特殊呼び径φ900~2400
図面を見る
KBE-20可変幅員型
標準呼び径φ2000
特殊呼び径φ900~φ2500
図面を見る
KBE-15型
標準呼び径φ1500
特殊呼び径φ700~φ1400
図面を見る